▶「あかりちゃんのみつあみトング」錆びの発生と対応について(23/07/26)

▶「あかりちゃんのみつあみトング」錆びの発生と対応について(23/07/26)

いつも鵠屋をご利用いただきありがとうございます。先日発売したあかりちゃんのみつあみトングに関しまして、錆が発生するとの情報共有を受け、詳細確認の結果と対応についてお知らせ申し上げます。

若干錆びの生じたもの(弊社検証)

■結論と対応

❶ トング先端のデザイン部分に錆が発生することが確認できました。

❷ 一方で、トングの取扱いや個体により発生状況が異なったため、要因を製品瑕疵と断ずることが難しく存じます。したがってまず、販売後ではありますが、利用するにあたっての取扱い方法や手入れ方法についてご案内申し上げます(※なお、錆が出た場合も健康への悪影響はございません)。

❸ 製品に錆が生じてしまったものについて、ご希望に応じて商品交換を承ります受付期間は8/10(木)までを一次期限とさせてください。

 

ご不便をおかけいたしますが、❷の内容を確認のうえご利用を頂くか、❸にて商品交換希望のご連絡をお願いいたします。不明点や交換以外の対応希望がありましたら、❸とおなじお問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

■取扱い方法、お手入れの方法について(❷)

○使用後のお手入れ
・トング先端のデザイン部分に、酸や塩分の強いものが付着したまま時間が経過すると錆びの原因となるため、使用後は食器用洗剤でよく洗い、乾いた布で拭いて乾かしてください(※)。

※自然乾燥を行うと、わずかな汚れでも乾燥に伴い錆の生じやすいスポットが出来る可能性があるため、乾いた布で拭っていただくことをおすすめいたします。

 

○錆が生じた場合のお手入れ
・安全な手段として、歯磨き粉やメラミンスポンジ(激落ちくん)で優しく擦ってください。重曹を使っても取れますが、効果が強くトングが傷つく恐れがあります。

・錆を落としたあとはよく乾燥させ、表面に錆を防ぐ酸化被膜が出来るまでしばらく休ませてからご利用ください。

(左:やや錆びの生じたもの 右:歯磨き粉で拭ったもの)

 

 

 

 ■商品交換希望のご連絡について(❸)

錆が生じてしまったトングについて、ご希望に応じて新品交換を承ります。ただし、新品においても取扱いによっては錆が生じうるため、❷にてご案内した方法にてお取扱いください。

8/10(木)までに、弊社お問い合わせフォームよりご連絡ください
※連絡にあたり「トング注文時のアドレス・氏名」「注文番号(#○○○○)」をご明記ください。
交換品のお届けは最遅で8月末となります。ご了承ください。
※交換以外の対応を希望の場合や、8/10を過ぎた場合でも、上記フォームより遠慮なくご連絡ください。

 

 

■錆が発生する事象についての調査結果と見解(❶)

以下補足となりますため、ご興味のあるかたはご覧ください。再現確認については専門機関などによるものではなく、あくまで弊社手元での検証となること、あらかじめご了承ください。

 

○現品による再現の確認

下記3パターンにて錆が発生するか確認しました。
 1.水に濡れた状態に置いたもの
 2.そうめんのゆで汁で濡れた状態に置いたもの
 3.そうめんをゆでるのに用い洗わず鍋に放置したもの

1と2


結果としては下記となりました。
 1:一晩放置したが錆びは生じず。
   その後自然乾燥で半日置いたが変化なし

 2:一晩放置したが錆びは生じず。
   その後自然乾燥で半日置いたが変化なし

 3:5時間放置でデザイン部分に錆が生じた

1と2を一晩置いたもの、錆は生じず。この状態で半日自然乾燥したが変化はなし

3を5時間放置したもの、軽微ではあるが錆が確認できた

 

2と3については、塩分を含んだそうめんのゆで汁がトングに付着し、乾燥過程で細かい塩の結晶がトング表面に析出した状態となっていました。
2については錆は出ませんでしたが、3については数時間で錆が発しました。トングの個体差によるものか、温度や乾燥具合による塩分の強さなどが影響した可能性があります。

単純に水で濡れただけでは錆びないものの、表面に塩が残るなど錆が発生しやすい状態で放置した場合、デザインの施された細かい表面加工部分に錆が発生しうることが確認できました。

 

○製造元様見解

同素材・同加工(18-0ステンレス・黒酸化発色加工・レーザーマーキング)で既存品を施工している工場ではこれらの症状が今まで確認できていないため、厳密な理由ははっきりしておりません。

ただし施工内容と状態から推測しますと以下のように考えられます。

・ステンレス素材に個体差がある場合、錆びやすさに差が出るのでは。施工工場の既存品トングと今回のトングでは、加工前トングの製造元が異なるため、元となる原料自体にムラなどがある可能性がある。

・ステンレスに黒酸化発色加工を施しますと加工の特性上、下地のステンレスの金属構造が不安定になります。そこにレーザーマーキングを施しているので不安定になった部分がむき出しになり錆びが出たのではないか?(ただしどのステンレスでも出る症状ではないとして)

 

○結論

トング先端のデザイン部分について錆が発生することが確認できた。一方で、トングの取扱い方法や個体により発生状況が異なったため、要因を製品瑕疵と断ずることは難しい。

扱いによっては錆びの発生しうる製品であることと、取扱い方法・手入れ方法を周知ご案内したうえで、ご要望に応じて商品交換を承る。

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